出張先での雑記帖



石山
Ishiyama


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2021年 6月 20日(日) 石山(滋賀)


<ぶらり石山寺>

石山寺は滋賀県大津市にある 東寺真言宗の寺院です。
琵琶湖の南に位置しており、 国の天然記念物・珪灰石の巨大な岩盤の上に
本堂が置かれていることから「石山寺」という名前になったと言われています。


このお寺が有名な理由の一つが平安時代を代表する作家・紫式部にあります。
紫式部が石山詣で石山寺を訪れた時、作品の着想を得たことから、
紫式部ゆかりの寺として知られるようになりました。
石山寺は平安時代から多くの人々に愛され、色々な作品の中にも登場します。
「枕草子」や「更級日記」・「蜻蛉日記」などにも登場することから、
平安時代より多くの人に愛されてきたことがうかがえます。



紫式部が『源氏物語』の構想を練ったことから、
ゆかりの地としても広く知られる湖国の古刹「石山寺」。
花の寺とも呼ばれ、梅・桜・ツツジ・花菖蒲・紫陽花・紅葉などが四季折々で咲き誇り、
訪れる人を楽しませてくれます。




久しぶりにリフレッシュできました!



東大門
源頼朝に寄進されるも焼失し、
豊臣時代に淀殿によって修理
左右には、鎌倉時代を代表する仏師・運慶
とその長男である湛慶の作と伝えられる仁王像



硅灰石
硅灰石は、
石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、
その熱作用のために変質したもの
「石山」という名称はこの硅灰石に由来しています。


本堂
滋賀最古の木造建築物で、
内陣は平安時代中期の建立、
外陣は慶長7 (1602) 年に淀殿の寄進により増築。
礼堂は硅灰石の岩盤にせり出しで建つ懸造



源氏の間
新しい物語を書くためこの部屋にこもっていた
紫式部が、8月の十五夜に中秋の名月が
湖面にゆらめく姿から『源氏物語』の構想
を思いついたとされています。



経蔵(安産の腰掛け石)
県下最古の校倉造りで高床式の「経蔵」
その下に見えるのが安産祈願の「腰掛石」。



鐘楼
大きな檜茅葺の屋根と下層のカーブが美しい
鎌倉後期に建立された「鐘楼」、
平安時代につくられた鐘

上層には、無銘であるものの妙音で知られる
平安時代の梵鐘が吊られており、
下層から撞木を引いて撞く
めずらしい構造となっています

多宝塔
建久5年(1194年)に
源頼朝が寄進したと伝えられる
日本最古の多宝塔

上層は円形、下層は方形平面の二重の塔で
上下二層のバランスや軒の曲線の美しく、
日本が誇る最古にして最美の多宝塔

月見亭
近江八景「石山の秋月」のシンボル
瀬田川の清流を見下ろす高台に設けられ、
後白河天皇以下歴代天皇の玉座とされた。

光堂
鎌倉時代に存在したという「光堂」を復興。
本堂と同じ懸造となっており、
阿弥陀如来を本尊



八大龍王社
龍穴といわれる池の中島に建てられており、
炎天下でも請雨法を修すれば
必ず雨が降るといわれた場所


くぐり岩
穴をくぐると願い事がかなうとされる
パワースポット


無憂園
琵琶湖をかたどった池や滝からなる
回遊式庭園



天智天皇の石切場跡
天然記念物「硅灰石」が
道沿いに露出しており、
15か所の採石痕があります。



中央にある矢穴